こんにちは、シタテルの藤本です。
主にSCS(Sitateru-Control-System)という生産管理システムのバックエンド(Rails)を担当しています。
シタテルに入って小さい機能の追加、改修を行ってきたのですが
最近要件定義からリリースまでが3ヶ月程度のプロジェクトが終了しました。
そのプロジェクトに対して振り返りを行ってみたので内容について書いてみたいと思います。
やり方
シタテルの開発では2週間のタイムボックスで動いており、最終日にKPTにて振り返りを行っています。
今回のプロジェクトの振り返りでは繰り返し性がないことから
KPTの拡張版でやってみました。参考にさせていただいたのは以下です
各種情報
参加人数:4人
場所:熊本(2拠点)、東京
テレビ電話:Zoom
ボード:Google スプレッドシート
KPTから追加されている項目
KPTとの違いとして以下の項目が追加しております
- Good
よかったことをあげる、続けたいものをKeepにする - Issue
Problemから導き出された課題 - Risk
今回具体的には発生していないが危ないと考えられること、将来起こりそうな問題 - Solution
IssueとRiskに対しての解決策を考える - Task(今回は対象外の項目とした)
Solutionから導かれる具体的なアクション
進行順序
- Good、Problem、Riskを考えて、付箋に記載
- 各々の内容を確認してグルーピング
- GoodをKeepにするものを選択
- Problem(Risk)をIssueにするものを選択
- 4.で選択したものからIssueを考える
- Issueを共有する
- Solutionを話し合いながら出し合う
- 次に対応するSolutionを決める
付箋を張っていったボードは以下のような形です
やってみて
アウトプット
Good:14
Keep:4(Goodからグルーピングしている)
Problem:21
Risk:5
Issue:22
対象としたProblemとRiskは共に1つで
Solutionを合わせて6つ出し合った
よかったこと
- みんなが考えていたことが共有できる
自分の考えだけだと狭い範囲になりますがみんなの考えていること出してもらい共有することで
各々の考えが掛け算になりより良いSolutionを出すことができた - 単発ものの振り返りの形式としては良い
KPTだと繰り返すことで仕分けを流れになっていますが今回の形式では
「続けたいこと」と「原因となったこと」を明確にして解決策を導くことができた - Solutionを話し合いながら考えることができて前向きになる
みんなが思っていた問題はたくさん出たけど最後にSolutionについて議論をしていると
前向きに次はもっと良くしよう、良くできると思うことができた
反省点
- 予定した時間が甘すぎた
1時間は流石に少なすぎました、大幅にオーバーしてしまい倍の2時間かかってしまいました
(参加した方には申し訳なかったです、かつ快く続行していただき、ありがとうございました!)
単発での実施かつ対象とする期間が大きいので最初から時間を長めに取っておくべきでした - 各項目の意味がパッとわからない
ProblemとRiskってどう違うということが出たりしました、事前にちょっと時間をとり
認識を合わせておいたほうがスムーズに入ることができたかなと思いました - 思い出す時間がなかった
Good、Problem、Riskについて事前にちょっと考えておくとかのアナウンスをしていなかったので
思い出す時間がちょっと少なすぎかなと思いました
まとめ
プロジェクトを振り返ることでよかったこと、問題となったことを再認識しその解決策まで
出すことができたことはとてもよかったと思います。
ただし出してよかったで終わると何も変わっていかないので次やる時に
今回上がったことを見直して実際の行動に移して、少しでも良いプロジェクトにしていきたいと思います。