こんにちは!
シタテル株式会社CTOの和泉です。
シタテルではユーザー様からの相談を相談をお受けして、衣服の生産管理を行っています。
その際、衣服のパターンデータをいただきますが、このパターンデータはDXFという形式のファイルで送られてきます。
正確にはDXFを拡張したアパレルCADデータ互換のTIIP規約としてフォーマットが規定されています。
このファイルは通常、専用のソフトウェアを使って編集、閲覧するのですが、
「ブラウザ上でユーザー様とメッセージのやり取りをしている中でいちいちダウンロードして確認してというのは効率が良くないから、ブラウザで見たい!」
という現場からの要望がありました。
ということで、DXF TIIPのファイルをブラウザ上で閲覧できる簡易ビューワーを作りました!(1年ぐらい前に)
突貫工事で作ったのであまりできはよくないですが、ザックリとファイルの中身を 見られるので重宝していただいてます。
シタテルの SCSやマイオペレーター、マイアトリエにも組み込まれています。スマホでも見られるので外出先でちょっと確認したいときにも便利です。
フォーマットが見つからなかった、、、
実装するときにファイルフォーマットをダウンロードしよう思ったのですが、ちょっと探しただけでは見つけられず。
いや、きっと私の探し方が悪かっただけだと思うんですが、、、
結果、バイナリエディタとにらめっこしながらなんとなくで作りました。
TIIPはDXFのコメントエントリ(用語適当です、ごめんなさい)の部分を拡張してあるフォーマットだったので、なんとなくで読み取ることができました。
DXFの読み取り
DXF自体の読み込みには three-dxf を利用しました。
そのままだと読み取りできない部分があったのでもとのリポジトリをフォークして少し編集しています。
おわりに
今回のDXFの話はちょっとした部分を便利にしただけですが、 シタテルではこのように現場の声を毎日聞きながらエンジニアが開発を行うことで、現場にフィットした機能を作り、効率性を高めることで多くの相談をすばやく処理して、ユーザー様の衣服づくりをサポートしています。